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リシャール・ガスケのプレースタイル

ガスケはフランス出身の29才、185センチと高身長ですが短足です。バックハンドは片手打ちでその上手さは十指に入るほど。ところで、どんな選手でもバックハンドは苦手です。プロ選手のラリーを調べると7割近くがフォアハンドで打っているというデータもあります。

しかしガスケは、バックハンドが得意でフォアが苦手、という変わった選手。そのマイノリティな特徴で相手のリズムを崩します。日本のエース錦織選手はガスケを大の苦手としています。今回は、そんなガスケのプレースタイルを紹介したいと思います。

知っていると思いますが、この選手がガスケ。

 

使用ラケットはヘッド、スピン重視のモデル

 さらっと使用ラケットについて説明します。ガスケはパワープレーを苦手とする選手です。簡単に言えば技巧派ですね。だからこそ、ラケットはスピンやパワー重視のものを使用しています。ヘッドのラケットEXTREME PROです。

もちろんアマチュアプレーヤーにも同じことが言えて、パワーに自信がない人はパワーやスピンが簡単に出るラケットを選ぶのがベターですよ。ヘッドは打ちやすいラケットが多いですし、ヘッドの形も卵型で扱いやすいと思います。 

 

持ち味は強力なバックハンドとサーブ、テクニック。

ガスケの持ち味は強力なバックハンドです。逆に、フォアハンドは相手に力負けすることも多いです。さて、ウィンブルドン2015ワウリンカ対ガスケの動画を観てみましょう。

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とても対照的な片手バックハンドの使い手です。ワウリンカは、パワータイプの選手でフォア、バックハンド、サーブ全てのショットが力強い(弱点は足が遅いこと)。

一方ガスケはパワーこそありませんが、バックハンド、サーブにキレがあります。そんなガスケが勝つ方法は、テクニックでコースを突くしかありません。ガスケの得意技を1つ紹介しましょう。まずフォアサイドのサーブはワイドに打つ⇒相手を逃がして浮いたボールを叩いて決める、などガスケの得意技です。

2008年のウィンブルドンではアンディーマレーと激闘をしていました。

 

片手バックハンドのアプローチショット

ガスケの決め技は、片手バックハンドのアプローチショットです。でもおかしいですね?そもそもアプローチショットは、ネット前に落ちたチャンスボールを狙います。わざわざバックハンドで狙う理由があるのでしょうか?

しかも、ガスケはあえてバックハンド側に回り込んで打つこともあるくらい。理由は簡単。あえてフォアに回り込まない理由はフォアよりもバックハンドが大得意だからです。このショットを打てるのはガスケだけ。試合はロブレド対ガスケ。

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突然リズムが変わる片手バックハンドのダウンザライン

もちろん、本人は『バックの方が得意だから』と思っているでしょうが、相手にしてみれば、いつもと違うパターンのショットだらけでリズムが狂います

ところで、クロスラリーの応酬時に突然白線ギリギリにストレートへ打ち込む技術を『ダウンザライン』と呼びます。クロスからストレートへの方向変換は失敗すれば自滅ですのでプロでも多用しない技術。

ましてやバックハンドではダウンザラインを狙わないのが普通です。しかし、何度も説明しているように、ガスケはバックハンドの方が得意。相手はバックハンドへの攻撃でガスケを追い詰めていると思っていると、突然ダウンザラインで逆襲されます。錦織選手も、こんな感じで負けちゃいます。

 

でも、メンタルが不安定な選手。

ガスケは少年時代から『天才』と呼ばれてきました。でもプロになってから伸び悩んでいます。29才になった今でもキャリアが伸び悩み中です。その理由はメンタルが不安定なこと

圧倒的に有利なポイント数でも、少し逆転されるだけでグラグラとメンタルが揺らぎます。簡単に言えばイライラしやすい。自滅することも少なくありません。メンタルが不安定な選手だからこそ、逆に言えばハマったときの動きはキレキレで手が付けれませんが。この豆腐メンタルが鋼に変わったとき、化ける選手かなあと思っています。