Tennis lifev(Hard mode)

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Tennis life (Hard mode)

あなたのテニスLIFEをより豊かに。

サンプラスにみる、決めるサーブ

フェデラーという現代最高のオールラウンドプレイヤーが現れる前の時代、やはりその時代にも最高のオールラウンドプレイヤーが居ました。彼は、その当時最高のプレイヤーで、現代では伝説的な選手として知られています。それが、「ピート・サンプラス」です。

 

http://www.youtube.com/watch?v=Y3WoXJDQFnE

 

スポーツというのは、時代とともに進化しつづけています。道具の進化やトレーニング法の進化、テクニックの進化、ではサンプラスが今も現役だったとしたら、ビッグ4に通用しないのか?答えは「No」です。それほど、サンプラスのサーブやストロークのショット1つ1つが強烈なものでした。

 

特に、デュースサイドからワイドに切れるようなスライスサーブは非常に攻撃的で、相手はラケットにかすりもせず場合によっては、反応できないままサービスエースになることもしばしばあったのです。

さらに、もう1つの武器は「ピストルショット」と呼ばれたフォアからの強烈なストロークで、現代のグラウンドストローカーが放つエッグボールのような高くバウンドするボールとは対照的に、突き刺さるようなショットがもう1つの武器でした。

 

下動画を見てみましょう。これは、ライバルであった「アンドレ・アガシ」との試合です。サンプラスはオールラウンダー、一方アガシはベースラインにぴったり張り付いたストローカーと両極端な選手の戦いです。もちろん、アガシも素晴らしいリターンやストロークを持っているのですが、ここではサンプラスのサーブとピストルショットに注目しましょう。

 

サンプラスのサーブを見ていると、肩を持ち上げる動作が非常に遅れてくるのがわかります。多くのアマチュアプレイヤーは、トスをして直ぐにボールをたたこうとしますが、これでは自分の体重をしっかり載せることができずに、腕の力に頼ることになってしまいます。

 

一方でサンプラスは肩がしっかり入っているので(肩が下がっている状態)、体が開かずにしっかりとタメが作られ、ラケットが最高到達点に達し、ボールに接触する瞬間、サンプラスの体は前に倒れるように斜めになって全体重がボールにかかります。

よって、サンプラスがサービスを打った後、少し前のめりになって、サービスラインから脚が踏み出ている状態になっています。

 

これほど、キレが良いスライスサーブを打つ選手は現代にも居ないのではないでしょうか。ただし、現代では、リターン技術が向上してきて、簡単にサービスエースを決めることが難しくなってきました。選手達がスライスサーブではなく、スピンサーブを好んで打つのも一発で決めるのではなく、スピンサーブでタイミングをずらしてゲーム展開を有利に進めるためです。下手にスライスでワイドを狙うと、アングルの効いたショートストロークやストレートに厳しいショットを打たれかねません。