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片手バックハンドの時代は本当に終わったのか?

片手バックハンドの歴史

まず片手バックハンドの歴史を説明します。

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サーブ&ボレーが主流の時代、ほとんどの人がフォアハンドは薄いグリップで、バックハンドはボレーに移行しやすい、片手バックハンドでした。

これは強力なサーブで相手のリターンミスを誘い、甘くなったボールをボレー又はスマッシュで決めるという戦術です。

当時、この戦術で有名になった選手が「マッケンロー」です。彼は芸術家(アーティスト)の異名を持つテニス界のスター選手でした。

左の彼が老年のマッケンロー。

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それから現代テニスは、強力なスピンボールを多用したストロークが決め球となる時代となります。

これは、ラケットの進化、ガットの進化といったテニスの道具きっかけです。昔は、木製フレームとガットが羊の腸でしたから。見たことない人のために、画像を貼っておきます。昔はこんなアンティークラケットを使ってました。↓

 

一方、片手バックハンドの弱点は高く跳ねるボールや、ストロークの安定性です。

つまり、ストロークでゲーム展開を行うようになった現代では、片手バックハンド自体が不利なのです。

このプレースタイルの変化により、片手バック使いが自然に減ってます。こうして現代のプレイヤーはウェスタン、セミウェスタンなどの厚いグリップで、バックハンドは両手バックハンドがほとんどになりました。

 

片手バックハンドのプロ選手

では、「片手バックハンドの時代は本当に終わったのでしょうか?」下記は最新の男子プロテニスのランキングになります。

1.ラファエル・ナダル

2.ノバク・ジョコビッチ

3.ダビド・フェレール

4.アンディ・マリー

5.フアンマルティン・デルポトロ

6.ロジャー・フェデラー

7.トマーシュ・ベルディハ

8.スタニスラス・ワウリンカ

9.リシャール・ガスケ

10.ジョーウィルフリード・ツォンガ

11.ミロス・ラオニック

12.トミー・ハース

もちろん、ほとんどが両手バックハンドの使用者です。しかし、6位、8,9位、12位、少し離れて23位のディミトロフなど、まだ片手バックハンドのプレイヤーが台頭しています。

片手バックハンドの時代は終わっていないのです。

 

両手バックにどう対抗していくのか?

とはいっても、希少種に近い片手バックプレイヤー。今後はますます減ってくるのではないでしょうか。では今後、具体的に両手バックハンドにどう対抗していけば良いのか考えます。

上手く片手バックの利点を活かして、両手バックの弱点を攻めることはできないのでしょうか?

 

攻撃の片手バックハンド

ほとんどの片手バックの利点というのが「攻め」ではなく「守備」によく現れてくるため(スライスや稼動範囲の広さ)、相手の守備を崩すという戦いは難しいのですが、攻撃のメリットもあるのです。

それが、「自由自在に角度の効いたボールを打てる」ということ。片手バック特有の稼動範囲の広さは、守備範囲が広いだけでなく、かなり角度の効いたボールでコート外に追い出すこともできます。また、腕の稼働範囲が広いため、クロスラリーからストレートを決めることも可能です。

一方、両手バックの弱点を考えます。以下に両手バックの欠点を示すと、

・リーチが短い。

・低い球を打ちにくい。

・ボディに食い込む球は返球しにくい。

等のデメリットがあります。当然、両手でラケットを握っている分、リーチが短いため、コートカバーリング範囲が広くなります。

腕が使いにくい分、持ち上げるようなボールを打つこともテクニックがいります。また、ラケットの稼動範囲が狭いため、スライスのような斜め回転のかかったボールは打ちにくいのです。

以上、片手バックの利点と両手バックの欠点を踏まえると、「フラット系やスライスによる角度のついたボールを打つ」ことが良さそうです。

 

ワウリンカが参考になる

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攻撃の片手バックハンドの名手としてワウリンカ選手が有名です。

ワウリンカは攻めるとき、クロスラリーをしていて急にストレートを打ち流れを変え、相手に攻め込まれたボールを逆にアングルの厳しい角度へ打ち返しエースをとることもあります。

普通、片手バックハンドは安定性が悪く、クロス→ストレートのような軌道の変化は困難です(フォアでも難しい)。それを支えているのが、『グリップ(握り方)』です。

ワウリンカは非常に厚いグリップで握っているので、握力や腕のパワーが必要ですが、とても安定性があるショットが打てます。このグリップによって、当たり負けしないショットが可能となってるのです。左の選手がワウリンカ↓。全仏オープンで優勝したことで、このチェック柄のテニスズボンが流行りました。

 

バックハンドは正しいフォームを反復練習あるのみ!

バックハンドは一朝一夕に上手くなるものではないです。片手バックハンドなら余計に。

だからこそ、正しいフォームを何度も何度も反復練習しましょう。僕が初心者のうちは、ほぼ毎日鏡に向かって素振りをしていました。フォームを確認するのに効果的ですよ。

また部屋の中で練習するときは、タオルを使うと良いです。フォームのイメージは好きなプロ選手を参考にしてください。僕の場合はフェデラーでしたね。一番きれいなフォームなので、今回紹介したワウリンカやガスケなんかもおすすめです。 この人がフェデラーです↓。

これから、テニスを始める人に言いたいのは『片手バックハンドの時代は終わっていない!』ということ。両手打ちの選手に負けないように技術を磨いていきましょー!